退職時の確定申告
今回は、退職した時の確定申告についてです。会社をやめた場合、税金を納めすぎているかもしれませんので確定申告をすれば戻ってきます。このことについて説明させていただきます。
退職した年は年末調整してくれない
皆さんの中には、年末調整の還付金を楽しみしている方もいるのではないでしょうか。この年末調整ですが、辞めた会社はこの手続きをしてくれません。
年末調整の手続きがあれば、納めすぎた税金は戻ってくるのですが、退職した年は、この手続きがないため、自分で確定申告をする必要があります。
源泉徴収票をもって確定申告する
確定申告には、退職時にもらう源泉徴収票が必要になります。もらっていない場合でも、会社には源泉徴収票を渡す義務がありますので、しっかりと請求してください。
この源泉徴収票をもって最寄りの税務署又はe-Taxで確定申告をすることになります。そうすることで、納めすぎた税金がかえってきます。状況によっては、数万円の還付になることもあるので、手続きを忘れないようにしてください。
期限後でも還付を受けられる
通常、確定申告の期限は翌年の3月15日ですが、この期限を過ぎてしまっても確定申告の手続きをすることができます。ざっくりいうと5年間は猶予期間がありますので、この間に手続きを行うことになります。
しかし、これも過ぎてしまうと還付を受けることができなくなりますので注意が必要です。期限後の手続きについては、最寄りの税務署に相談することをお勧めします。
まとめ
退職した年は、税金を納めすぎている可能性が高いです。しっかりと手続きをして還付を受けるようにしましょう。